介護老人保健施設ひとりざわ|神奈川県横浜市磯子区の総合的ケアサービス・在宅ケア支援施設
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医療法人 裕徳会
介護老人保健施設
ひとりざわ

神奈川県横浜市
磯子区氷取沢町93-1

TEL:045-772-7722
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ユニットケア

介護老人保健施設ひとりざわのユニットケア

ユニットケアとは


10人程度の高齢者が一つのユニットを構成します。
グループごとに食堂や談話スペースなどの共用部分があり、職員の勤務態勢もユニットごとに組むなど、施設の中に独立した小さな社会を設けて、家庭的な環境を作りだす試みです。

入所者様側の立場に立った介護サービス

従来の高齢者施設では、「介護単位」という考え方で、一般的に30人から50人程度の入所者を単位にまとめて介護がなされてきました。
これは、入所者側よりもむしろ、サービスを提供する側の立場で、介護職員の方々の職務上のローテーションの都合などに合わせた、いわゆる管理単位で運営するといったものでした。

そうした施設運営では、入所者同士がなじみの関係を形成したり、自分らしい生活を送れるかどうかという面よりも、管理側・働く側の事情がどうしても優先されがちでした。
30人や50人の規模の大きな集団に1人で加わり、そこでの生活に適応することは、想像以上に困難が伴います。

今までの施設運営の反省から、あくまでも入所者側の立場に立って、入所者の「生活単位」=「ユニット」をもっと適切な物にして、介護サービスを提供していこうというのが、「ユニットケア」の考え方です。

ユニットの規模は、入所者の個性や状態、組み合わせや建築物の条件などによって左右されますが、一般的には8人から10人を軸にプラスマイナス数人といった規模が考えられています。

入所者の処遇も従来の施設とはまったく異なり、入所者のリズムに合わせた落ち着いた雰囲気となっています。

家庭的な雰囲気の環境で個別ケアを実現

共同生活を行うことによる日常生活でのケアを行います。
  • 日常生活行動を通した生活リハビリに適し、在宅復帰に寄与します。
  • 在宅復帰に備えた日常生活の訓練の場に適しています。
  • 少人数で構成されている為、入所者とスタッフの間でお互いの顔が見える関係作りが可能になります。
  • 少人数の入所者と専門職員で運営していますので、入所者のプライバシーを確保しながらも、隅々まで行き届いたケアが可能になります。

グループホームの応用

特に認知症高齢者のケアに有効です
  • 軽中度の認知症高齢者のケアと在宅復帰に対する効果があります。
  • 少人数なので、入所者にとって他の入所者とスタッフが確認しやすくなります。
  • 小さな環境なので身の置き所が分かり易くなります。
在宅復帰を視野に入れたケアを目指します。
  • 在宅復帰、通所リハビリへの移行、繰り返し利用などへのつながりができます。
  • 家族を含めて、相互の顔が見える人間関係作りに寄与します。
    (たとえば、面会者が家族かどうか分かり易くなる、面談がよりしやすくなるなど)
ユニットケアの「快適な居住環境」が生み出す利点
施設が在宅サービスと異なる点は、「居住環境」を提供しているところです。
そうなってくると、サービスの質を考える上で、居住環境を構成するハード(建築の構造など)が重要になってきます。
日本の介護施設はいまだに「4人部屋」が主流になっています。

入所者は四六時中、他人の目や音にさらされ、プライバシーの維持も難しい状態です。
生活の質や介護サービスの質が問われる時代です。
ユニットケアの基礎条件として、まずはその人らしい生活の基盤となる場所=「個室のありかた」が重要な柱になります。

高齢者施設の個室化は、単に居室を全個室にすることを意味するだけでなく、施設全体がハードとして介護力を高めるような空間配置が必要とされています。
厚生労働省が示している新型特養の基準では、入所者の生活空間を4つのスペースで構成しています。
生活空間の配置例
従来型個室 ユニットケア型
従来型個室 ユニットケア型

個室化をしても、直線的な廊下に沿って一列に個室が並んでいる平面的な構造では、隣同士のなじみの関係が形成されにくく、入所者は廊下の端に有る大きな空間で行われる集団プログラムに参加するか、あるいは個室に閉じこもるかという、二極化した生活に陥りがちです。

一方で上記のユニットケア型のような個室がまずリビングのような小さな共有空間を共有し、それを介してさらに共有性の高い共有空間へと連結していく空間構成であれば、入所者はまず気の合う幾人かの隣接した入所者となじみの関係を形成し、その上でさらに大きめの人の輪の中で次第になじみの関係を作りあげて行くことが可能になります。
また、日常生活動作能力(ADL)の高低にかかわらず、入所者が自分の家具、日常生活用品、小物を個室に持ち込み、絵や写真を飾るなどして、個人的領域が形成され、ベッドの上の滞在時間が減少する一方、リビングの滞在率が増加し、個室化は居室への閉じこもりを引き起こすのではなく、むしろリビングに出て他人との交流を促す効果が有る事が分かっています。

その他には、一人当たり食事量が増加し、排泄についてもポータブルトイレの設置台数が減るなど、入所者の生活に大きく改善をもたらします。

介護スタッフについては、居室や廊下の滞在時間が減少し、リビングにおける滞在時間が増加しました。それと共に、身体介護中心のケアから、余暇を過ごしたり交流を図ったりといったケアに変わってきています。

施設見学お問合せ:045-772-7722

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